ハーブティー

ハーブティーとは

人類は太古の昔からハーブ(薬用植物)の持つ薬用効果を経験的に知り、ハーブによって病気を癒してきました。ハーブの有効成分を簡単にしかも効果的に摂取する最も優れた方法がハーブティーです。いろいろなハーブの効用を知ったうえで使い分けできるようになるといっそう奥深いものとなります。



ハーブティーの効用

ハーブティーの効用には飲むことによる内服効果と吸入効果の2つがあげられます。ハーブティーの内服効果には、どのハーブにも共通する効果と各ハーブ固有の薬用効果の2点があります。食べ物として取り入れたものが消化された後、過程で活性酸素が発生します。活性酸素除去酵素SODがハーブには多くふくまれています。含有量が高いことも共通する点です。食物繊維は狭心症など成人病の原因となる働きがあります。ハーブをお茶として飲むとき、ドライハーブ中の微量な精油成分がほのかな香りとして鼻から自然に吸入されることで穏やかなアロマテラピー効果も期待できます。2方向性を持っているのがハーブティーの特徴と言えるでしょう。ハーブティーの副次的な効用としてノンカフェインであること、ノンシュガーで楽しめることがあげられます。



ハーブティー 抽出法

有効成分を十分に抽出するには、水質・ハーブの形状・抽出温度・抽出時間の4点に注意を払う必要があります。
y1.gif水質
新鮮な水道水を使ってください。水質が悪い場合には浄水器を通したごうがよいでしょう。くみ置きや沸かしなおしの水は酸素が抜けているので好ましくないといえます。ミネラルウォーターも外国製のものにはその微量成分とハーブの成分が反応して沈殿物を作るものがありますので注意してください。
y1.gifハーブの形状
葉や実がそのままのホールスタイルと、細かく砕いてあるカットスタイルの2通りの形があります。カットスタイルは成分抽出を効率よく行なえる反面、酸化しやすく成分の劣化が進んで保存が効きません。保存の効くホールスタイルで買い求め、使うときに必要分だけをすり鉢で砕いたり手でちぎって使うのがよいでしょう。またティーバックスタイルのものもありますが、カットスタイルでパックされているため酸化しやすいです。
y1.gif抽出温度
一般的には95℃以上の熱湯で抽出します。熱湯を使うためハーブ中のビタミンCが壊れてしまう恐れがあると感じますが、抽出液中に完全な形で壊れることなく抽出されます。
y1.gif抽出時間
一般的には花部や葉部などやわらかい部分のハーブを紅茶や緑茶などと同じ要領で3~5分かけて抽出するインフュージョン(浸剤または茶剤)の方法と、根や実など硬い部分のハーブを95℃以上の熱湯で10分以上抽出するか、軽く煎じるデコクション(煎剤)の2つの方法があります。



ハーブティー服用法

ハーブティーの有効成分は水溶性なので体内に入った成分は代謝の過程で分解され、尿といっしょに体外に排出されてしまいます。そのため飲みすぎの害はありませんが、反面、一度に多くの量を摂取しても必要以上のものは無駄になります。数時間おきに分散して飲むことで、それぞれの有効成分が血液中に長くとどまるようにしたほうが効果的といえます。通常の健康茶としてハーブティーを飲む場合には1日3回、毎食後がよいでしょう。



ドライハーブの選び方と保存法

ハーブティーの材料となるドライハーブは、野生また栽培した薬草を乾燥させたものです。採取時期はそのハーブの使用部位に含まれる有効成分が最大値のときが最適です。養分が蓄積される秋に採取したものが良品といえます。採取したハーブは乾燥させることで保存性を高めると同時に有効成分を凝縮させます。乾燥は精油成分が揮発しないように陰干しで行なうのがベストです。ハーブにはポプリ用もあり、ポプリ用は着色・着香、農薬使用などが考えられます。虫がつくこともあるので、密閉ガラスびんなどに入れ、ハーブ名と購入した日付を記入したラベルを貼っておくとよいでしょう。保存期間は良い条件で3~6ヶ月ですが、香りが著しく失われたドライハーブは有効成分も失われたものと考えて、お風呂用のドライハーブとして利用してみてはいかがでしょうか。



ドライハーブの利用法

ハーブティー以外にも、ドライハーブはさまざまな用途があります。
y1.gif粉末にして料理
料理に使うドライハーブとしては洋風料理に欠かせない香辛料のローズマリー・ローレル・バジル・セージ・オレガノなどがおなじみです。香辛料のハーブ以外でもミキサーやすり鉢で砕いてパウダー状にしたものを栄養補助の目的で使うことができます。
y1.gif炎症には濃い抽出液で湿布
ハーブティーの2倍の濃度に抽出して、温湿布はあついうちに、冷湿布には冷ましてからタオルを浸して絞ります。
y1.gifハチミツシロップにしてのどの炎症や咳に
のどが痛いときハチミツをなめるとよいというのは広く知られていますが、それはハチミツに殺菌作用とのどを滑らかにする働きがあるからです。ハチミツを甘味料に使ってハーブのシロップを作り置きし、のどが痛かったり声がれのときにスプーン1~2杯ずつ飲むのも効果が高まります。
y1.gif浴槽に入れてハーブバスに
布製のきんちゃく袋にドライハーブ20gほど入れてバスタブに浮かべてよくもみだします。



主要ハーブティー(ア~コ)

日常生活の中で利用しやすいもの30種類に絞って紹介します。使用方法を確認したいときやオリジナルティーを楽しみたいときに活用してください。



主要ハーブティー(シ~タ)

日常生活の中で利用しやすいもの30種類に絞って紹介します。使用方法を確認したいときやオリジナルティーを楽しみたいときに活用してください。